どうせあんたも裏切るんだから最初から優しくしないで。
あんたが来てくれなかったら、私は今も湖の底にいたのよね。だから、感謝してるのよ。本当に。別に、それだけだからっ。
概要
チェコス王国の湖の底にいたクリファの魔女。100年間降り続いた止まない雨によりチェコス王国の大半は水没してしまった。体が弱くて寝込むことが多く、本をよく読んでいた。恋愛小説が好き。(ゲーム内キャラ詳細より)
プロフィール
誕生日 | 6月11日 |
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身長 | 161cm |
体重 | 39kg |
血液型 | AB型 |
CV | 大橋彩香 |
ラメント | Ⅲ.THE RAIN |
Song by | 大橋彩香 |
人物
魔女であったことから子供の頃より部屋に閉じ込められていたが、毎日部屋に来て本を持ってきてくれた兄に恋心を寄せていた。
ウィーラとは友達で、「ルゥちゃん」と呼ばれている。
湖の底にいたのを領主に救出されたため領主の事は本心では感謝している。
別に、良いけど。が口癖。
容姿
クリファの魔女の特徴でもある頭にリングのようなものがありルサールカの場合は魚がリングの形になっている。
全体的に青のイメージが強く青と黒が混ざったような髪色の美少女だがルサールカ本人は自分の容姿をあまりよく思っていないのか可愛くないしと言ったり私の顔なんか見て何が楽しいの?もっと可愛い子なら他にいくらでもいるでしょと悲観している。
傘とサンドリヨン(本)を装備しており戦闘の時はこれが主な武器となっている。
また、身体が非常に細く手が小さい。
性格
素直になれない上に口が悪く非常に面倒臭い性格をしておりルサールカ本人もこの事を自覚している。
一方で恋愛に対しての執着があり自身が好きだと思った相手には素直では無いながらも好意を示している。ただ独占欲が非常に強すぎるため私がいるのに仕事するんだ。ふーん。や何よ、私には少しも構わないで(構って欲しい)など明らかに理不尽な発言もしばしば見られる。
1度好きだと思った相手には例え身内の男であっても告白やデートやキスをしようと考えているため良く言えば人間臭い、悪く言えば異常である。ゲーム内のボイスの中では領主の事を好きだと思っているセリフが幾つか存在する。また働きすぎな領主の事を心配しいつもお仕事お疲れ様、ゆっくり休んでねと呟いたりLRまでレベルを上げた時はあんたって変わってるわよね、でもありがとう。嬉しいわ。と呟くなどの優しさも持ち合わせている。
クリファの魔女
溺れ死んで!!
何もかも消えてなくなってしまえ!!
10人いるクリファの魔女の内の1人であり右目にⅢ(3)の紋章が現れる。ストーリーを進めてルサールカを倒すことで暴走状態のボイスを聞くことが出来る。
なおクリファの魔女は自分にとって大切な人(達)を殺された・教皇によって操られ覚醒した・相棒と呼べる存在がいるなど必ずどれかに該当しているが何故かルサールカのみそういった経歴が一切無い中でクリファの魔女に覚醒している。後に実装するクリファの原初である教皇のラメントに他のクリファの魔女の事を表しているようなフレーズが出てくるが何故かルサールカのみ出てこない。
以下のことからルサールカはクリファの魔女の中では異例の存在であると言える。
ネタバレ注意 過去について
元々は両親と兄と暮らしていた。生まれつき体が弱く、魔女であったルサールカは子供の頃から部屋に閉じ込められていた。本人曰く(あのままずっと独りだったらきっとおかしくなっていたとの事)
そんなルサールカにとって兄の存在は光であり親も近ずきたがらない自身の部屋に毎日来ていつも本を持ってきてくれていた。幼い頃からずっと、毎日。本や思い出を兄から全て貰っていたルサールカは兄の事が大好きだった。
あの日が訪れるまでは
ある日、帰ってきた兄が自身の部屋に近ずいてきた時、ベッドの中に潜り込みルサールカは考えていた。目を見て話すことだって、ありがとうだって言えるのにどうして大好きだけは言えないのかな。私も勇気を出せば物語のような恋ができるのかな。ただ一言好きですと、そう伝えられたら
そう考えているうちに兄が部屋に入ってきた。
お兄ちゃん、あのね、私....
勇気を出して告白しようとしたその時だった。険しい顔をする兄の後ろから大勢の足音が部屋に入ってきたのは。
村には疫病が広がり大勢の人が亡くなった。
呪いの魔女め!呪われた病も貴様のせいだろう!
実際ルサールカは無関係だったが村人達によって言われのない罪を着せられ災いを鎮めるために生贄を捧げる場所である湖まで無理やり連れてこられた。それでもルサールカは最後の望みとして、兄を信じていた。私、呪いなんて知らないよ。関係ないって皆に言ってよ。と。
しかし兄はルサールカを嘲笑うかのように叫んだ。
呪われた魔女め、ずっと気持ち悪かったんだよ
いつも変な目で見やがって、親に言われてただけで、魔女の世話なんてうんざりだったんだ!
そしてルサールカを湖の中に突き落とした。
どうせ魔女の私は録な死に方をしないって思ってたけど
そっかあ、私の最後はお兄ちゃんに....
あーあ!短い人生だったなあ!
1度くらいお兄ちゃんとデートしたかった。
キスどころか、手を繋いだことだって、1度も.....
私の人生なんにもなかったなあ....
ねえ、私お兄ちゃんの事大好きだったよ.....
大好き、だったんだよ....
なのにあんなことを言われるなんて思わなかったな.....
私、ずっと部屋にいただけなのになんで嫌われちゃったんだろう.......
あれから100年以上の月日が経ちルサールカは死ぬことも生きることも無く湖の底にいた。呪われた魔女なんて助けるわけが無い、期待するだけ無駄だと生きる事に絶望していた時それは起こった。
誰かが近づいてきている?
やめて、兄は私を捨てたんだ、来るわけが無い。そう思いながら目を背けるが自身の目の前で足音は止まった。
兄でない事は分かっていても恐る恐る顔を上げた。
そしてルサールカはフラン国の領主によって助けられた。
自身は呪いの魔女となり100年もの間雨をふらせ続けていたらしい。国は水没し自身の村も村人もそして最愛の兄ももう居なくなっていた。
ねえどうして私なんか助けたの?呪いの魔女なんて殺せばよかったのに
村もお兄ちゃんも、私のせいで全部無くなって.....
これなら何も知らないまま死んだ方が幸せだったじゃない!なのに、どうして!
声が聞こえたから?それだけ?それだけの理由でいるかどうかも分からない私を探しに来たの?何よそれ.....バカじゃない、そんなの
でもバカなのは私の方。まだあの人を思っている私の方がよっぽど......
結局ルサールカはあの日の事を恨めばいいのか、悲しめばいいのか、未だに気持ちが整理出来ていなかった。
でもこれだけは言える。自身の中にあるものは全て兄から貰ったもの。兄にとっては嘘だったのかも知らないけど自身にとっては全部本物だったのだから。たくさんの優しさをありがとう。さようなら。私の大好きだった人。こうして100年もの間続いた呪いはいま晴れようとしていた。
更にネタバレ
後にアートブックでウィーラとの関係が判明した。
ウィーラとは友達関係だと思われていたが実際はルサールカの兄の孫でありルサールカからすればウィーラは大姪に当たる。
そのためルサールカと「ルゥちゃん」は別人である。
余談
その強さとビジュアルで高い人気を得ている。