ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

目次 [非表示]

※トップ画像は便宜的に使用している。


概要

岩手県で発見された旧石器時代のバイソンの一種。

学名は「Leptobison hanaizumiensis」だが、下記の通りハナイズミモリウシの分類が今後どうなるのかは未知数であるため、学名が変更される可能性もある。


花泉市でみつかったことと、研究の功労者の佐々木盛輔氏の名前に由来して命名された(発見された遺跡も金遺跡と呼ばれるが、実際には命名の由来にはなっていない)。そのため、あえて漢字表記をするならば「花泉盛牛」となる。


日本で発見されたバイソンでは最も有名であり、ナウマンゾウヤベオオツノジカと共に後期更新世の日本の大型動物では最も発掘数が多い部類である。


昭和2年に金森地域の住民の沼倉清治氏が、日照りのために井戸を掘った際に発見し、昭和63年まで15回の調査が行われ、新種と判断された。


ステップバイソンに近縁だとされるが、そもそも別亜種または別種だったのか、それともステップバイソンの地方個体群だったのか、など厳密な分類は不明である。

  • ステップバイソン自体が、複数の亜種を抱えており、複数のバイソン種の総称でもある。

狩りの痕跡があることから、他の多くの日本産の大型動物同様、気候変動の影響だけでなく、人間の影響で絶滅した可能性は否定できない(バイソン属は、分布などから判断すると、氷河期だろうと間氷期だろうと日本列島には分布できたと思われる)。


余談

  • 日本列島には複数のバイソン属が生息していたとされ、ハナイズミモリウシと「Bison occidentalis」(和名未定)が確認されている他、栃木県から発見された大型種も含め、種が未定のバイソン属も複数発見されている。
  • 岩手県は、日本で唯一のオーロックスの化石が発見されている地域でもある。
    • ハナイズミモリウシと岩手のオーロックスは、『銀河鉄道の夜』でも言及されている。
  • 日本にいた大型のウシ科動物には、他にはスイギュウもいたが、年代的にはバイソンやオーロックスよりも古い温暖な時代の化石であり、日本列島でバイソンやオーロックスと共存した時期があったのかは不明。

外部リンク

関連タグ

バイソン(動物) アメリカバイソン ヨーロッパバイソン


絶滅動物


銀河鉄道の夜


のび太の日本誕生

関連記事

親記事

バイソン(動物) どうぶつのばいそん

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 8

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました