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「戦争は血も涙もない老いぼれが、バカな若者を騙して殺し合わせることだ。オレは若くイラついていた」


「なんで今になってそんな話を俺にするんだ?お前は人を殺した後はいつも感傷的になるのか?」「お前が尋ね続けるから…」「お前は10年前に起こった何かのための復讐のためにここに居るんだ!それでお前はそれを達成するためにはどんなやつの命を奪っても気にしやないんだ!」「違う!」


概要

GTA4の主人公。1978年生まれの30歳。東欧出身の元軍人であり、いとこのローマンがリバティーシティでアメリカンドリームを掴んだという話を聞いたため、彼の元で移住することになり、リバティーシティで裏切り者の捜索を始める。


ニコのモデルは2001年に公開された映画『エネミー・ライン』の追跡者サシャを演じたロシア人の俳優であるウラジーミル・ラジコフとされている。開発スタッフはラジコフにニコ役を打診したが辞退され、モーションアクターが声を当てることになった。

後にインタビューにてその事について語った事があり、それはそれとしてニコについての感想を述べた事がありニコとしての自分のキャラがロックスターゲームズのキャラとして人気が出た事は少し複雑な心境である、と苦笑しつつ笑顔で語った事がある。


人物像・性格

基本的にドライな性格で皮肉屋。どんな相手でも遠慮のない辛辣な発言をする。また、目的のためには殺人を厭わないなど手段を選ばない冷酷な性格を装っている。


 一方で、仲間や家族を大切にする思いやりのある性格をしており、自分はともかく仲間や家族を傷つけた者に対しては一転して激怒し感情を露わにする。

やや熱血気味な節があり、心から信頼する一部の人間に限っては本心を言う事もある。


お人好しではないが家族でもあるローマンのアメリカンドリームを掴んだという情報を鵜呑みにしたりするなど少し騙されやすい一面がある。

ローマンに対してだけは、過去に彼に起こった悲劇を知っているため同情心や家族としての念より本音をぶつける事があることから彼だけは心底から信頼している。上述のセリフ通り、目的のためなら、たとえローマンであろうが誰彼構わず殺しても気にしない冷酷で全く血も涙もない無情な単なる復讐鬼だと言われた際には、強く否定していた。


東欧出身のため依頼人などから移民男、田舎者と馬鹿にされることもあるが、無茶な要求にも文句を言いながらも淡々と任務をこなすため信頼を得るようになる。社交性も全くないわけではなく、似たような境遇を持つドウェインと友好関係を築いたり、泥棒仲間のパトリック・マクレリー(パッキー)とはお互いに陰口を言い合うなど友好的に接している。


GTA4の登場人物は救いようのない屑、若しくは変人が占めているためにニコは際立ってマトモな人物に見える。

元軍人ということもあり身体能力は非常に高く、ヘリコプターなどの操縦もお手の物。

国籍については本編では明かされることはない。発売前はクロアチア人、セルビア人など発表されるなど安定しない。


経歴

ユーゴスラビア連邦共和国で生まれ育ったニコは少年期の頃からアル中の父親から日々罵倒されるなど悲惨な生活を送っていた。成人した後は軍人としてユーゴスラビア戦争に従軍していたが、仲間に部隊を裏切られたことにより、壊滅的になるが、自身は命辛々生き延びた。ニコは金のために部隊を売った裏切り者がいると考えるようになり、復讐鬼と化す。

その後は汚れ仕事で生計を立てていく日々が続くが、裏切り者の1人がリバティーシティにいることを突き止める。同時に従兄弟のローマンがアメリカンドリームを掴んだという情報もあり、リバティーシティ行きを決意する。

しかし、現実はアメリカンドリームどころか借金まみれのどん底生活であった。その後しばらくはローマンの経営するローマンタクシーのドライバーとして活動し、お得意様であるジェイコブとも知り合う。同時にロシア人の高利貸しであるブラッドの依頼も受けていたが、ローマンの恋人マロニーに手を出したため彼を殺害。ブラッド殺害後はローマンと共にロシアンマフィアのファウンスティンによって誘拐されるが、ファウンスティン自身もブラッドを嫌っていたため、始末はされずに仕事を与えられた。しかし、精神不安定で粗暴な振る舞いの目立つファウンスティンの暗殺を彼の部下であるディミトリに誘われる。ニコはディミトリと手を組みファウンスティンを始末するが、直後にディミトリに裏切られ、ローマンタクシーの事業所とアパートも高利貸しによって焼かれてしまう。この件によりディミトリに対しても強い復讐心を抱くようになる。

その後ニコはボーハンに移動してエリザベータ、プレイボーイXなどドラッグディーラーと共に行動するようになる。しかし、エリザベータは逮捕され、プレイボーイとは出所したドウェインを巡って決別し、彼を殺害する。同時期にはマクレリーファミリーとも知り合い、銀行強盗などをこなした。また、裏切り者とされるフロリアンの情報を知るペゴリーノファミリーの幹部であるレイと接触したことにより、目標達成に近づいていく。後にレイと同様ペゴリーノファミリーの幹部であるフィルも紹介され、ペゴリーノファミリーのドンであるジミーとも対面した後は彼から直々に仕事を貰うようになる。レイの任務を終えた後は遂にフロリアンを突き止めたが、彼は同性愛者に変貌しており、名前もバーニーと変えていた。当時の面影が全くない彼に動揺しつつも裏切ったことを詰め寄るが、バーニーは否定し、裏切ったのはニコかダルコだと思っていたと言われたため、裏切り者はダルコと断定する。ダルコの手掛かりは中々見つけられなかったが、政府機関やリバティーシティ最強のドンであるジョンの協力でダルコの居場所を突き止める。ローマンと共に空港で拘束されたダルコと再会。どうして裏切ったのか尋問するが、たったの1000ドルで裏切ったことを明かされる。その事実を聞いてニコは怒りを通り越して絶句する。真実を聴かされた後は選択によっては何発も銃弾を浴びせて彼を処断する。

その後、ファミリー壊滅に追われたジミーはディミトリとコカイン取引をしようと持ちかけられる。ディミトリと取引した場合、またしても彼に裏切られ、ローマンの結婚式では送り出した部下によりローマンが殺されてしまう。その後ディミトリを執拗に追い詰めて死亡させる。取引を拒否してディミトリに復讐した場合はローマンの結婚式で激怒したジミーに命を狙われるが、誤ってマクレリーファミリーの1人のケイトが殺されてしまう。これに激怒してジミーに反撃して追い詰め、彼に裏切り者を明かした後にとどめを刺した。全てを終わらせたニコはアメリカンドリームについて深く考え、誰も成し遂げ空虚な約束であることを結論付けた。ディミトリの取引の選択によってEDが変わるが、ED入る前に表示される自由の女神像がディミトリに復讐した場合は前面、取引した場合は後ろ姿であるため、復讐を選んだ方が正史と捉えるプレイヤーが多い。


GTAⅤでは

5年後のGTA5ではローマンタクシーのドライバーとして仕事していることがライフインベーダーで確認できる。この世界でのニコは「復讐」ルートを選んだのが解かる。

GTA5で確認出来るイースターエッグとしてのポスターによればニコ・ベリックとしての彼は指名手配犯として今も警察から追われている身である。後述するレスターの話によれば

強盗の準備でレスターがリバティーシティに東欧の男がいたが音沙汰がない、(居場所が解からないとは言っていない)と語るシーンがあるが、おそらくはレスターによって何らかの新たな身分を与えられているのが解かる。

パッキーとの関係は既に失っており、パッキー自身ニコが今生きているかは知らないと語っている。最愛と言える妹のケイトを失っているであろう事から、ニコとはそれが原因で絶縁したのが解かる。


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