CV:前野智昭
概要
史上最強の力を持つと言われる魔王。
人種族と魔族の争いの歴史に詳しく、見聞を広めるため自ら人種族の姿に化けて市井に出るなど、血の気の多い魔族の中でも変わり者の部類に入る。
彼個人としては人種族と事を構えることよりも「魔族が平和に暮らせる場所を作る」ことが大事であり、内心では終わりの見えない人間との戦争を終わらせたいと考えている。
その振る舞いからカリスマ性は高く、魔王軍にはウリミナスをはじめとした忠臣が多いが、実力主義である弟のユイガードの一派の反感を買っている。
その一方、他人から向けられる感情に対してひどく鈍感。
そんな中、圧倒的な力を持ちながら力を誇示しない人種族フリオに興味を抱き、「ゴザル」の偽名を名乗り彼との交流を始める(魔王であることはフリオの感知魔法やフェンリースの情報でバレているが、人種族の社会にトラブルを持ち込まないためそのまま通している)。
中でも警戒心から自分に剣を向けたバリロッサに興味を抱くようになる。
だが、まともに人種族と戦おうとしない姿勢を咎めたユイガードに魔王の座を賭けた決闘を申し込まれ、自ら魔王の座を退き、ウリミナスと共にフリオ宅に転がり込むことになる。