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曖昧さ回避


概要

ドラゴンクエストⅣ』に登場する敵キャラクターで、ラスボスであるピサロの部下。

姿は同作の終盤に通常出現するだいまどうの色違い。

愛称(?)は「エビプリ」。


デスキャッスルの結界を任されたボスとして登場。

マホカンタ」を張り、手下にスモールグールを3匹連れている。


人間を滅ぼす事に反対していたロザリー人間に攫わせて殺害させたことで、ロザリーと良好な関係を築いていたピサロは絶望のあまり自身に進化の秘法を施し、第2のエスタークとでもいうべき、人間を滅ぼすという意志だけを残した怪物デスピサロへと変貌する。


そのことを訪れた主人公たちに冥土の土産として教えるが、直後に討たれることとなる。


ロザリー殺害の動機

ファミリーコンピュータ版の時点ではピサロに忠誠心はあった彼。そのピサロが大切にしているロザリーを奪うことは、即ちロザリーに現を抜かさないで魔王としての本分を果たすよう本人なりに背中を押したものであったと見られる。ピサロに対して悪辣な存在では決してなかったが、その真実をピサロは知らず、彼本人の意思を完全に無視したものでもあった。

「おおピサロよ、エルフにうつつを抜かすとはなにごとだ!」というところか。


本人の意思を無視した行動というのはロザリーの反対を無視して人間の殲滅を計画するピサロもやっていることであり、実のところこの二人は似ていたとも言える。


ただ時期的なことを考えると、エビルプリーストによるロザリー殺害はエスターク復活の間際であり、一番の問題としてはエスターク派(現在ではランディオル大帝派)とピサロ派の衝突を回避したいとの考えがあったものと思われる。

まあこれから天空人と対立した旧魔王が復活して、現魔王のピサロが天空人と仲の良いエルフ族を恋人にしていると聞けば、ロザリーの関係で必ずゴタゴタが起きるというのはわかりきった話しではある。

そうでなくとも勇者が地獄の帝王を滅ぼすことはすでに予言されており、キングレオに続いてバルザックも討たれるなど勇者の生存を匂わせる要素は強く、不安もあったのかもしれない。


だが彼の奮闘虚しく自身ら四天王も主君であるデスピサロも勇者に倒され魔族は敗北する事となった。


一方で、小説版やリメイク版では黒幕を担った形になっている。


リメイク版では討伐されたと思いきやしれっと生存しており、進化の秘法を使って追加シナリオでのラスボスとしても登場。ピサロに対する忠誠心は元から無く、ロザリーを人間に攫わせて殺害させたのも、自滅に追い込むのが狙いであり、その後に自らが魔族の王になろうとしていた。

秘法には更なる改良が加えられているようで、理性はそのまま保たれているし、何なら全滅後の再戦で分かるが元の姿に戻ることもできる。黄金の腕輪とは2つあったのか?


それ以前にも久美沙織氏の小説版ではこれに似た設定で本名は「ジャコーシュ」といい、元は追放された天空人でもある…といったものが付け加えられていたりしたが、『ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅』では自分の名前をエビルプリーストと言っていたりと、曖昧である。


拡大してみた

リメイク版でのラスボスとしての姿はデスピサロの色違いであり(派生作品の『ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト』ではこの時の姿は「究極エビルプリースト」と呼称されている)、デスピサロ程ではないがこちらもやたら形態が多い。


しかし追加シナリオはとってつけたような展開で短く、あっさりピサロを仲間にした主人公たちに倒される。

自身に逆らう者を牢に閉じ込め人間に見張らせる、ピサロを連れずに話しかけても戦闘にならない(勇者がいても)といったようにこの時点では人間に興味を示しておらず、流れ的にも玉座を奪い返しに現れたピサロを倒す為に襲い掛かってきたという展開である。

そもそもアンドレアルヘルバトラーギガデーモン、エビルプリーストの4体はピサロに信頼されて4つの結界を任され、どちらかと言えば敵でピサロを恨んでいそうなのは実験台にされた進化の秘法の研究者のバルザックの方だったりする。


小説版と異なり役職名(邪神官)にしか見えない「エビルプリースト」という名前が本名らしく、倒すと今際の際に「われこそは世界を支配する魔族の王エビルプリーストだ」と言って果てる。



ラスボスとして

デスピサロと比べると、馬車を連れていないため仲間の交替ができず、パ-ティーが4人固定(うち1人はピサロで固定。勇者ェ…)となる。

馬車がないためか行動回数が1〜2回と多くなく、エッグラ&チキーラも倒したパーティーなら、基本的な戦い方はデスピサロと同じなので、さほど苦も無く倒せるであろう。


とはいえ、エッグラの「しゃくねつ」以上の威力を誇りデスピサロの物より遥かに強力な『ドラゴンクエストⅥ』版の威力の「かがやく息」を使ってくる為、ミネアを入れ「フバーハ」での対策は必須であるし、HPが残り少なくなると究極の呪文「マダンテ」を連発してくるというラスボスの名に恥じないこともしっかりやってくれる(「マダンテ」はMPを全て開放する呪文だが、エビプリ様は「マダンテ」を使った後にすかさずMPを回復する)。


更に必中催眠の「あやしいひとみ」を使うため、ピサロ単独で討伐することはまず不可能である。



ドラゴンクエストモンスターズ3』での登場

ピサロの父で魔界を統べるランディオル大帝の直臣として登場。部下にねこまどうのニャーゼルがいる。

序盤からピサロに接触するなどして暗躍しており、進化の秘法の完成形である究極進化の秘法を得るためピサロを利用し、魔界の支配者になろうとした。

その為にエルフを呪いによってストーンマンに変えるなど非道な行為を行っていたが、流神殿の魔界・上級の隠れ家にてピサロに敗北。ランディオル大帝の拠点である覇王城に戻り、進化の秘法を提供して破滅させようとしたが、野心を見抜いていた彼によって粛清された。

小説版とリメイク版が元のキャラ付けだがファミコン版でエビルプリーストがピサロへの反乱を危惧していたエスターク派の魔物達が『パッゴイ邪教団』という名前で登場している


担当声優


余談

初登場時に従えているスモールグールは、ロザリーを攫い殺害した人間の成れの果てという説がある。


昔発刊されていた『ドラゴンクエスト 4コママンガ劇場』ではネタバレ対策で描かれておらず、代わりに色違いであるだいまどうが腹心でよく登場していた。


関連タグ

ドラゴンクエストⅣ

ピサロ デスピサロ ロザリー エスターク バルザック アンドレアル ヘルバトラー ギガデーモン スモールグール ロザリーを狙う人間

進化の秘法

黒幕


他作品

  • バビディ:『ドラゴンボール』の登場人物。『ドラゴンボール改』における声優&性格繋がり。
  • ミストバーン:『ドラゴンクエストダイの大冒険』の登場人物。エビルプリーストとは逆にの命令には絶対忠実で、私心を押し殺してでも全うしようとする忠臣中の忠臣。類似点としては「主と同じ姿になって主人公たちと戦う」がある。
  • ザボエラ:同じく『ダイの大冒険』の登場人物。「妖魔司教」の肩書を持つ老人で、自分以外の者は成り上がるための道具としか見ていない。
  • ヤイル:『ドラゴンクエストⅩ』Ver.5の登場人物。主君に自分勝手な理想像を押し付け、主君の大切な人物を殺害し、その後粛清されるという、オリジナル版とリメイク版のエビルプリーストを混ぜたような経緯と末路をたどった。

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