概要
『ウマ娘プリティーダービー』におけるハルウララとライスシャワーのコンビ・カップリングタグ。
スピンオフ漫画「うまよん」やゲーム内のシナリオ等で行動を共にする姿が度々描かれている。自身と対照的に負け続けても物事を前向きに捉え、笑顔を欠かさないウララの姿には元気付けられる事が多い模様。
共に小柄だがライスシャワーは高等部でハルウララは中等部。そしてゲームのオープニングムービーでは二人一緒に登場している。
ウララはライスの事をちゃん付で呼んでいるが、彼女が年上だとちゃんと把握しているかは不明(史実ですらライスの方が7歳上である)。
何か不幸なことや失敗があると「私のせい…」と落ち込むライスに対し、ウララはどのような結果でもそれを肯定してくれるというマイナスをプラスに捉える特徴があり、結果としてライスの心を救ってくれる優しい世界を生み出す組み合わせでもある。
作中での2人
ゲーム内の勝負服は
「黒と青の豪奢なドレス」と「白と赤のシンプルな体操着」
……という、対照的なデザインになっている。
また、ハルウララの新春衣装とウェディングドレスは、どちらも彼女のモチーフである桜の模様が全体的にあしらわれた衣装だが、よくよく見ると新春衣装は襷の裾に、ウェディングドレスは髪飾りのベール部分に、何故かライスシャワーのモチーフである薔薇が描かれていたりする。
なお、ゲーム内の一コマ漫画によるとライスはウマ娘界では対照的に「自分が出走するレース場だけゲリラ豪雨に見舞われる」という目にあっている(ウララ曰く、コースがプール化するレベルで降ったらしいが、持ち前のプラス思考で「すごい」と一言に片付けていた。なお、この2人はビート板勢、つまりカナヅチである)。
ちなみに高知競馬場は潮風や高知の気候の関係で晴れてても稍重〜不良のいずれかになりやすいトプロ涙目不可避の競馬場であり良馬場になるのは稀である。ウララが平気そうなのはそういう水溜まりや泥に慣れてるからか。
アプリゲームの親愛度ストーリーにおいてハルウララの行動がライスシャワーの重大な転機となっており、結果的に彼女に救われている。
一方、ハルウララの育成イベントではそんな彼女がある出来事をきっかけに迷いを見せた際に、ライスシャワーが自身の経験に基づいた助言を送り、それが立ち直る一助となるという重要な役割を果たしている。
第3シナリオ「Make_a_new_track!!」においてもバレンタインの育成イベントで登場。街で開かれた「バレンタインフェア」に2人でチョコを食べに行くが、お腹いっぱいになったウララが眠くなってしまい、ライスがウララが気に入ったチョコの持ち帰りを手配するとともに眠ったウララをおぶって学園に帰るという、珍しくライスのお姉さんぶりが強く演出される話となった。
ウェブアニメ「Road_to_the_Top」にいたっては、ハルウララの世代の話のためなのか全4話すべてにおいてセットで登場しており、何らかの形で物語に顔をのぞかせている。
3話で登場したキャロットマンのお面を頭に装備したウララは必見。
史実では
史実に目を向けると「勝って嫌われたライスシャワー」と「負けても好かれたハルウララ」という対比になっている。あるいはどちらも「負けを望まれた馬」とも。
なお、ライスは安楽死処分という非業の死を迎えたが、ウララは引退後も『ソフト競馬』という第2の戦場で初勝利を収めた後、2023年現在も預託牧場で元気に暮らしている。
ちなみに実馬のハルウララの幸運はその生涯そのものと言ってもいいが、細かい所では武豊がハルウララに騎乗するレースの直前、雨だった天気が突然晴れ出し、1万3000人の観客が最高の状態でレースを観戦できたというエピソードがある。
また、ライスの没年はウララの生まれる約1年前の1995年なので、このコンビには面識どころか邂逅するチャンスすらなかったわけだが、ライスシャワーの母のライラックポイントとハルウララの祖母のピアレスレディは共に1982年のオークスに出走していたというつながりはある。
（ライラックポイントが17着、ピアレスレディが19着。ちなみに、1着で優勝したシャダイアイバーはエアジハードの祖母である。)
関連イラスト
その発想はあった
