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僕がなぜS級に上がらないかわかるか?

キミみたいな弱くて何の取り柄もない”雑魚”をS級にさせないために

A級1位を守っているのさ!


プロフィール

年齢24歳
身長181cm
ヒーロー名イケメン仮面アマイマスク
ヒーローランクA級1位
CV宮野真守

概要

A級1位のイケメンヒーロー。

ヒーロー稼業の傍ら俳優やアーティストなどタレントとしての側面も持ち、メディアへの露出は非常に多い。その職業柄か髪型が頻繁に変わるため、原作では別キャラと誤認される事が稀によくある。


A級一位という地位とそれに見合った強さ、ヒーロー名にも取られている甘いマスクで世間からの人気は相当に高い。


その一方で、性格はクールで極めて正義感が強いが、それが行き過ぎて「悪」に対してはたとえ人間であろうと徹底的に容赦がない。さらには「絶対に負けないことがヒーローの前提」と考えており、敗れたヒーローに対して辛辣な発言をする。


また、ゾンビマンのような特異体質持ちの人間に対して『怪人ではないか?』と単刀直入に質問したり、自分の正義執行の邪魔する人間を怪人に与したと見做して攻撃するかどうか考えたりすることもある。

言ってしまえば心に余裕のない人間であり、彼と本当の意味で親しくしている人間は劇中に登場していない。それがヒ-ロー業界でも、アイドル業界であっても。


また、アマイマスクが倒した相手は皆、バラバラ死体や顔面粉砕という悲惨極まりない最期を迎えているのも特徴。この残虐性からも怪人に対する彼の憎悪が垣間見える。

中でもリメイク版では、捕縛されている無抵抗の捕虜たちを殺し洗脳されているだけのナリンキ私設部隊を躊躇なく八つ裂きにし、人気のあった女怪人・怪人姫弩S降参も聞かずに首をへし折るという色々衝撃的な惨劇を披露し、物議をかもした。

  • その後、原作で設定が掘り下げられたことに伴ってか、一年以上経った2020年5月8日に内容が大幅に差し替えられた。意図に気づいたイアイアンオカマイタチブシドリルに皆殺しを妨害され、「悪に与した」として三弟子をも殺そうと考えたが、助けられて感謝する私設部隊に毒気を抜かれ踏みとどまる。
  • 怪人姫弩Sとの最後の攻防も追加され、彼女に正体を看破されかけている。

また、失態(失態の別称は「醜」態)を晒す事を極度に忌避している。

リメイク版の怪人協会編でとある敵との闘いで失態を犯し、タツマキに援護要請をした後、別の理由でタツマキが協会を地面から無理矢理掘り返した際ついでに救出されているが、「その際の無線を聞かれていたのか?」という疑心暗鬼(実際聞かれていた)から、なんでもないヒーローからの目線に内心で極度に反発し、その消耗具合から気を使っただけの童帝にすら内心キレていた。

  • 「失態を知った者(ヒーロー及び、後方援護のセキンガル達)を全員始末して隠蔽する」というどう考えても「怪人寄りの思考」を始めたところで、イアイアンに労りの声をかけられ、ブラストに助けられた時のことを思い出して悶絶。「ファッションが決まってないから」と誤魔化しつつも、「オシャレの基本は我慢である」と立ち上がった。その後、クロビカリを立ち直させる際にも「(失態を犯さないのではなく、失態を犯すような)弱い自分を許さず、挫折や自分への失望を乗り越えて前に進むことがヒーロー」と説き、失態を受け入れた。その際、ゾンビマンに「醜態仮面」と煽られ凄まじい顔をしてはいる。

また、怪人協会編でサイタマの圧倒的な強さを目の当たりにした後、彼に強い関心を持って接触する。アニメ版では、サイタマの戦闘力を最初に視認するのは対深海王戦である。

  • ヒーロー協会の監視カメラにアクセスできる権限を持つことが何度か描写されている。

リメイク版7巻にて、金属バットよりは年上であることが判明した。


能力

実力はA級の中でも別格であり、S級にも匹敵するといわれている。「1位」に拘りを持つフブキがA級1位を目指さないのも、彼があまりに強すぎるからである。


鬼クラスの強さを持つ怪人(ワンパンマン)を素手でひねり潰したり大きなビルの倒壊に巻き込まれても無傷な上に巨大なコンクリート片を片手で楽々と持ち上げる怪力を持ち、がもげても自力でくっつけるなど、人間離れした能力を持つが、実力は未知数であり、今のところ披露したのは徒手空拳のみ。原作版では、アトミック侍もS級に匹敵する実力者だと認めている。


ホームレス帝に力を与えた存在や怪人化したガロウとアマイマスクの皮膚が似ているという意見もあるが、関係性は不明。


S級クラスの実力者なのにあえてA級に留まっているのはレベルの低い者がS級に選ばれないようにするためである。A級にも、少なくとも三剣士からテジナーマンまでは「S級に匹敵する」と協会側に認識されているが、アマイマスクの影響でS級に昇格できないとされている。


ヒーロー協会にも、広告塔としてだけでなくアドバイザーとしても影響力を持っており、ヒーローの昇級審査にも立ち会っている。


弱点

そんな彼の唯一にして最大の弱点は「ブサモン」。


あまりに醜い顔をしたブサイク大総統などのブサモンに出会うと、震えてしまって戦えなくなる。逆に、メガミメガネ怪人姫弩Sなどの魅了系の精神攻撃に対しては強い耐性を持っている。


簡潔に言うとブサイクなやつを見ると拒絶反応を起こすイケメン。現実に居たらなんだか無性に腹が立ってくる弱点である。


しかしこれには理由があり・・・。


注意

※これより先は最新話の内容を含むネタバレがございます。




















いつもの様にヘリコプターでヒーロー協会へ。整形を行ったのか、以前と多少顔が変わっているらしい。

そんな彼は、ヒーロープロデュース計画として、圧倒的な強さを持つヒーロー「ハゲマント」サイタマに目をつける。


そして特売帰りのサイタマにカフェで相談したいことがあると彼を誘うが、ジェノスに断られてしまう。


なんやかんやで誘いに乗ったサイタマに、勝手に紫蘇ジンジャーエールを頼み話題をきり出す。

彼は第三次変革期、つまり怪人の発生を危険視しており、スーパーヒーローのプロデュースとしてサイタマに声をかけたと説明する。もっとも、当のサイタマは飲み物を勝手に変えられたことが気になりすぎて、話を聞いていなかった。


場所は旅館に移り、そこで彼はサイタマのヒーローとしての器を大きくすべく、自分のスター性などを説く。


しかし、サイタマが全く乗り気でなく、それどころかスーパーアイドルである自分を認知しておらず、さらにヒーローは「趣味」でやっていると告げられる。

それを聞いた彼は、予定を全てキャンセル。サイタマと2人で話をすべく、木々の中を歩く。

そこで彼は胸の内を明かす。希望は可視化されてこそ民衆の支えとなるため、自分本意なS級ヒーローや、姿を現さないブラスト彼の理想のヒーローにはそぐわないと話す。それに対しサイタマは、自分でなれば良いのではと返答。

       「僕じゃダメなんだ…」


場所を遊園地の観覧車に移し、そこで自分の身の上の話を始めた。




彼の本名は「ビュウト」

彼は昔から見た目の醜さに劣等感を抱いており、せめて内面だけは綺麗でいたいと品行方正を志して生きていた。



約3年前、ヒーロー協会ができた時に、いち早く試験を受ける。今以上にザルな入会試験だった為、即合格し、プロヒーローとして活動。その際、自身に関わる資料は秘密裏に処分している。


最初は自分の顔を晒すのに躊躇いがあり、仮面をつけてヒーロー活動を行っていた。B級ヒーロー昇格時へのヒーローネームはシークレット仮面

そんなある日、怪人との戦闘で仮面が割られてしまう。ファンも出始めた矢先で自分の不細工な顔がさらされるかと思いきや、彼の顔は別人のようになっており、肉体も不自然に何倍も強化されていた。

Amai Mask

自らの醜さを呪うあまり、彼は怪人化してしまったのである。

つまりは、十中八九ブサモンの類であり、容姿が登場する度変化するのも整形ではなく怪人としての能力のひとつであることが判明する。

また、A級以上が住まうシェルターハウスに住まない理由も、怪人検知システムを回避するためである。ゾンビマンに疑いをかけたり、ブサモンを恐れたりしていたのは、これが原因だったのである。


しかし彼はそのことを前向きにとらえ、そのままヒーロー活動を続けることにした。

ブサモンは「容姿に対するコンプレックスが爆発した結果、歪み切った性根が外見に反映され見た目が更に醜くなった上で誕生する怪人」であり、アマイマスクがブサモンなのに「イケメン」なのはブサモンと化した際、その性根がそれほどまでにまっすぐだった事の証左に他ならない

結果、人気は跳ね上がり、各メディアからの出演依頼も殺到した。

その一方で彼は、醜さを簡単に上回る美しさに目を曇らせる周囲と同様になっている事を自覚する。


そして現在、怪人化は精神までも蝕んでおり、もはや怪人を虐殺する怪人と成りつつあった。

彼は自分の人間性が残っているうちに自分の理想を誰かに託したいと考えていたのである。

サイタマに目をつけたのは、決して負けないことを条件にしていたからである。


しかしサイタマは人気のために努力することを、

「それってなんか人形みたいだな。」

「人目を気にするのが理想のヒーローか?」

「自分が人にどう見られるかより、自分で自分をどう見るかの方が大事なんじゃねーの?」


人間なんだから。


と、自分のヒーローの姿勢を伝え、彼の誘いを拒否した。


その直後、観覧車の下で怪人が現れたことを察知し、現場に駆け付ける。しかし、相対した怪人「嫌なピエロ」は、「注目を浴びれば浴びる程強くなる」特性を持っていた。周囲の安全を危惧し避難を促すも、彼の圧倒的な人気により野次馬の数は増すばかり。

さらにはテレビやSNSによるメディア、報道によりますます注目は集まり、それによって自分の注目度を逆に利用される。災害レベル虎から竜にまで急成長し、単独での討伐実績のない災害レベル「竜」の怪人に敗北してしまう。

そこで彼は正体をさらし、怪人を倒そうと考える。しかしそれでは自分が怪人であることがバレてしまい、観衆から失望を買いヒーロー活動を続けられなくなるのではというジレンマに陥る。

しかし、サイタマの言葉を思い出し、奮起して怪人に再度立ち向かう。



「変身・・・」



「・・・解除」


卍解


再び立ち上がり嫌なピエロのもとへ。凶悪な怪人に強力な一撃を放つ。帰還したヒーローに喝采を送る民衆。しかし、それは静まり返る。


アマイマスクの美貌は欠片もなく、身体も歪に変形。彼は怪人としての姿を全世界へと晒す。

ショックを受け悲鳴をあげる民衆、メディアで情報を得て落ち着きながら事実に驚く人々。彼の正体は世界中に認知され注目を集める。

それによりさらに強化された嫌なピエロと激闘を繰り広げ、これを撃破。残虐なまでに肉体を破壊する。


嫌なピエロを討伐し、静止するアマイマスクに対し周囲は、彼の凶暴性に恐怖する声と自分達を助けてくれた彼への同情で入り雑じっていたが、やがて沈黙。この状況に困惑してしまう。


そこへA級ヒーローブルーファイアが応援に現れる。野次馬に驚く彼はアマイマスクとの共闘の為、彼の行方を尋ねる。

怪人となったアマイマスクの姿に驚きを隠せず動揺するブルーファイアに、彼は自分達を助けてくれたヒーローだと進言する一般人。

しかしその言葉は姿を隠していた事に不信感を持つ人々に否定される。時々庇う声もあがるが、怒りを覚えた一般人が石を投げつける。ブルーファイアの警告もむなしくそれはアマイマスクへ。





それを庇ったのはサイタマ。

事態を知り駆けつけた彼は、アマイマスクに対し一言。


         「かっけえな」


サイタマは、自身の保身をかえりみずに民衆を守るために健闘した自分を称えてくれたのである。

そして、怪人である自分をサイタマに倒させる事で、サイタマを自身の理想のヒーローにしようと襲いかかったフリをするが、「ここからが面白くなる」とサイタマによりどこかへ連れていかれる。


その後、彼の消息は不明。世間は正体を隠していた悪性から彼を凶悪怪人と吹聴。ヒーロー協会も討伐対象に認定(よって、明確な言及はされていないが、討伐対象に定められた事で「A級1位のヒーロー」という称号も剥奪された模様)。



余談

  • ヒーロー名の「イケメン仮面」は先述の「シークレット仮面」の名残りであることと、怪人化したあとのイケメン仮面は本人が称する「偽りの仮面」のダブルミーニングであることが窺える。怪人であると同時にヒーローでもあるという存在、121話ラストの「変身解除」の台詞はまさしく『仮面ライダー』のオマージュそのものである。
  • 彼の本名であるビュウトは、「beauty」の短縮形である「beaut」が由来であると思われる。意味はすてきなもの(人)であり、人間であった頃はその名に恥じない生き方をしていたと言えよう。ただ、リメイク版のように少々行き過ぎた正義を実行してきたのも事実であり、やはり評価が分かれるキャラクターでもある。
  • 容姿が醜かった頃は美しい生き方を心がけていた立派な人物であったのに、力と美貌を手に入れたことで独善的な人格になってしまったのは皮肉としか言い様がない。ある意味、「正義の名の下に力を振るう」という行為の光と闇を端的に表現した存在とも言えよう。
  • 協会のアドバイザーをやっている兼ね合いとしてか、現役ヒーローの監査及びアドバイスの様な事(本人曰く「一流シェフのレストラン格付けみたいなもの」)もやっており、23巻巻末の番外編では豚神の監査を行っていた。
    • その際、豚神に持っていたバインダーの中身を見られたのだが、その評価内容は人間性についてばかりで、豚神には「注文つけてくるのは見た目や技のことなのに?」と疑問を抱かれていた。その事を指摘されたアマイマスクは、汗だくで「どんな人間がヒーローに相応しいかは常に研究しなくてはいけないし、その為に個別に知らないと評価する場所が見えてこない。ヒーローは人に範を見せるのも重要な役割だからね!」と大慌てで述べつつ「豚神は及第点」として去っていった。
    • 恐らく、上記の様に後を託せる者を探していたためであると思われる。豚神もブサモン一歩手前の見た目ではあるが、本人は一切気にしておらず、精神的にはかなり高潔な部類である。(というか太っているのは能力の為で、脂肪をエネルギーに変える力があるらしく、リメイク版ガロウ編ではフブキが超能力で豚神のエネルギーをタンクトップマスターに移すことで治療した結果、整った顔立ちのほっそりした若者が出てきており、脂肪の補給のために怪人を捕食していた)
  • 閃光のフラッシュ超合金クロビカリが、自身のプライドやコンプレックスを刺激されると動揺することが描かれてきたが、アマイマスク自身が「ブサモン」に弱いのも類似性がある。落ち込むクロビカリに切った啖呵は、アマイマスクが自身に対しても抱いていた不甲斐なさの裏返しである。
  • ネオヒーローズ編から登場するウェビギャザは、アマイマスクと比較されやすい人物となっている。
  • 水たまりを見たことによって初めて自身の変化に気付いたのはナルシストの語源であるナルキッソスが元ネタになっていると思われる。おそらく自身の醜さを嫌悪するがあまり身の回りに鏡の類を置かずにいたことにより変化に気付くのが遅れたのだろう。

関連項目

ワンパンマン

A級ヒーロー

鬼畜ヒーロー スーパーヒーロー イケメン


ナルキッソス:非常に優れた美貌を持って産まれた美青年がいたが、その事を鼻にかけ、女遊びをしては手酷く振ることを繰り返しており、ある日エーコーというニンフ(ゼウスの浮気を得意なモノマネで助けたため怒ったヘラに「そんなにモノマネが好きなら永遠にやってろ」とおうむ返ししか出来なくされた精霊、名の通りエコー(反響)の語源)を「オウム返ししかできない退屈な女」と侮辱して捨て、彼女はその悲しみのあまり命を断ち(その結果彼女の声だけが山彦として残った)、その一部始終を見ていた復讐の女神ネメシスがその余りの横暴と、元より神や精霊への侮辱を許せない性格であったことで大激怒、泉で水を飲もうとした彼に呪いをかけ、水に映る自分自身に恋をさせた(元より産まれた時に「自身の顔を見れば死ぬ」という予言を受けており、ネメシスは彼の喉を渇かせ誘導しただけとも)。触れれば消えてしまい、何も語ってくれないくせに思わせぶりにこちらを見る水面の自分から離れられず、そのまま衰弱死したとも、キスをしようと顔を近づけ泉に落ち、溺死したとも言われ、その後水仙になったと言う。このことから水仙を「ナルシス」といい、自己愛の極まったものを「ナルシスト」と言う。(怪人化した後にそうなってしまったとはいえ)自身の美貌をひけらかし、「理想と違う」と他者を虐げてきた結果、容姿によって破滅するという共通項がある。しかし、行き過ぎたとはいえ行動の根底はあくまで善性であったアマイマスクは、性根から腐り切っていた故に死と絶望を以て償う事になったナルキッソスとは異なり、何かしらの救いがあることが示唆されている。願わくば彼の再起の成らんことを


ブサモン

アマイマスクが理想とするヒーローとは端的に言えばこの人。

その一方で世間には(アマイマスクほどではないにしろ)醜い真の姿を隠していて、強敵を戦っている時に正体が秘密がバレてしまった点も共通している。しかし、強敵を倒した後の世間のリアクションは(世界観が違うとはいえど)非常に対照的。オールマイト風に言うのならばアマイマスクは「オリジンを忘れた」存在であり、事実アマイマスクはサイタマ(ひいては全てのヒーローに)にオールマイトのガワだけを押し付ける行為をしていた。

アイドルという社会的影響を与える立場であり形式的に人々を欺いてきた結果、経緯こそ違えど最終的に自分に跳ね返る形で破滅の末路を辿ったという境遇が共通している。言うまでもなく両者共に本人に悪意は全くなく人々に希望を与えようという姿勢は本物である。先述の正体を明かした後の人々からの掌返しは一見理不尽であるが中には「付き合った恋人がファンだったので別れを切り出された」という人もおりアイドル稼業をする以上如何に自分に影響力がありそれ相応のリスクを背負っているか体現しているといえる。本来ならば「本人の見た目とは関係なく怪人と同等かそれ以上のレベル」という見方ならS級と同じ評価を受けて然るべきだったが本人が同じ立場に並ぶことを固辞してアイドル稼業に手を染めたため皮肉にも自身の首を絞める結果になった。


悲劇のヒーロー































ONE版のネタバレが記載されている為注意





























ネオヒーローズ結成からしばらく経ち、謎のロボット軍団が街を襲い始め、ヒーロー達が総動員で事態の鎮圧を目指していた頃


祖母を守りながらなんとかシェルターまで逃げ延びようとする少年がいた。

お婆ちゃんは「いざとなれば置いて逃げろ」と言うが、少年は「ボクが守る」と言い引っ張って進んでいた。

クワガマンというTVのヒーローのフィギュアを握りしめながら「ヒーローなら子供が泣いてたら助けに来るのに」と溢し、それでも必死に逃げていたが、いつのまにか辺りにはロボットの大群がおり、二人は取り囲まれてしまう

「おばぁちゃんに近づくな!」と叫ぶもロボットは無慈悲に手のひらの銃口を向け…


「変身」


そこに一人のヒーローが舞い降りた。

二本のツノ、茶色い光沢のある羽根、同じ色の甲殻質の全身

そう、クワガマンである。


「正義 執行」


そう呟き、彼はロボットを瞬く間に排除し、老婆と少年を護った。


「居たんだ!クワガマンは本当に居たんだぁ!!絵本のヒーローも全部…本物のヒーローが…」


「ヒーローはキミの方だ、もし本物に会いたいと思うなら、キミがなるんだ、本物に。いっぱい強くなるんだよ」


「うん…うん!」


そして少年をシェルターに急がせると、"彼"はその変身を解き何処かに消えるのだった。

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