アイル(アイマス)

あいる

『アイドルマスターミリオンライブ！』の楽曲、あるいはゲッサン版の漫画『アイドルマスターミリオンライブ！』第14話のサブタイトル。

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勝算なんてなくたって構わない辿り着きたい場所があるから

称賛だってなくたって構わないカオを上げて道なき道を行くんだよ

楽曲情報

(※ 「Harmonized ver.」ではコーラスにジュリア(CV.愛美)、真壁瑞希(CV.阿部里果))

※ジュリアが｢名前のあるユニットでもなんでもない｣と明言しているため、ユニット名に関しては

不明ではなく、「名前無し(No Name)」状態となっている。

　ゲッサン版の漫画『アイドルマスターミリオンライブ!』第3巻オリジナルCD付き特別版に収録された楽曲。正式名称は「アイル」。

　アニメ化に伴うケースを除けば、アイドルマスターシリーズ史上初のコミカライズから生まれた完全新曲であり、制作陣には主にジュリアの楽曲を担当するnano.RIPEのきみコらが名を連ねる(「プラリネと全く同一の布陣である)。

　このCDに収録されているのは、作中のライブとは違う翼ソロの曲だった。だが……

　Machico、愛美、阿部里果の3人が揃ったライブということで、Pからの期待値もMAXだった。

　愛美の出番。恒例となったギター弾き語りによる「プラリネ」を歌いきり、ボルテージも最高潮に達したその時。愛美は付けていた指輪にキスをし、後ろから登場したMachico、阿部里果の所へ。そして作中のライブ通り、ハイタッチからのボーカル交代。

　そう、作中のライブの完全再現が行われたのである(作中ではプラリネは歌われていないが、第13話のタイトルが「プラリネ」のため、タイトルも合わせた本当の完全再現とも言える)。

　ライブ終了後、Twitterでは「ありがとうゲッサン」等のツイートが飛び交い、2日目の協賛コールでは大歓声でのコールとなった。

　ライブ後の2016年5月、上記のライブの反響を受けたのか、2016年5月20日からジュリア、瑞希のコーラスを加えた「Harmonized ver.」の配信が決定。また、伴奏にジュリア(愛美)のギターも追加された、まさに完全版となっている。

　2017年の「Animelo Summer Live 2017」でも披露され、この時も愛美によるギターとの共演で歌唱された。

　また、2021年の「リスアニ！LIVE 2021」では初めてMachico氏の完全単独で歌唱された。

　更に、1st～4thの各ライブの振り返りを主題として開催された2023年の10thライブAct-1では、DAY2の最終盤に上述の「プラリネ」→「アイル」の流れが再現。

　ただの再現だけでなく、作中で翼が途中からスタンドからマイクを外しステージを駆け回るという描写に基づいてか、2番以降Machico氏がスタンドからマイクを外し阿部氏や愛美氏の元に寄って歌うなど、新境地も見せた公演となった。

　コミカライズの特別版CD収録楽曲という特殊な位置づけでありながら、コミックの展開との融合やライブでの衝撃などが多くの人々の心を掴んだ本曲は、『ミリオンライブ!』の総楽曲数が300曲を超えた2022年現在においても特級の支持を集める楽曲となっている。

　2022年4月現在シアターデイズでは未実装の本曲だが、ファミ通が毎年6月に開催しているアンケートにおいては、ゲーム内に「実装してほしい曲」のランキングにおいて開催回全てで1位を獲得しており(しかもダントツ)、今なお支持が極めて大きいことを示している。

　本曲は前述の通りアイマスのコミカライズ単独では初のオリジナル楽曲となったが、本曲以降、アイドルマスターシリーズの他ブランドも含めコミカライズから新曲が登場する流れが活性化しており、「ドレミファクトリー!」(U149)、「Virgin Love」(WILD WIND GIRL)、「Clover Days」(Blooming Clover)、「翼」(朝焼けは黄金色)などが2022年までに登場している。